採取ログの記録と保存

セッションの通信ログ(送受信・状態変化・エラー・中継動作)を、プロジェクトと紐づいた採取ログファイル(.commsimlog)に自動記録します。画面のログ表示は最新 1000 件ですが、採取ログには上限なく全件が残るため、長時間の運転や後追い調査に活用できます。

何が記録される?

  • 画面のログ常設ペインに出る内容と同じ全種別(送信 / 受信 / システム / エラー / 中継)。
  • 転送先(上流)の設定の有無にかかわらず記録されます。
  • 複数のセッションが同一の採取ログファイルへ書き込みます(セッションは「接続番号 #N」で識別)。

ファイルの単位と命名

採取ログは「1プロジェクト × 1日 = 1ファイル」で管理されます。

  • ファイル単位: プロジェクトごと・日ごと(00:00 を超えると自動的に新しいファイルへ切り替わります)。同じ日に複数セッションを起動・停止してもファイルは増えません。
  • ファイル名: <プロジェクト名>_<yyyymmdd>.commsimlog
    例: MySensor_20260625.commsimlog

保存先

  • プロジェクトファイル(.commsim)と同じフォルダの logs サブフォルダに保存されます(ファイル名がプロジェクト名で始まるため、フォルダ名にプロジェクト名は付きません)。
    例: D:\CommSimDemo\logs\MySensor_20260625.commsimlog
  • 「ツール → 設定」の「ログ記録」で別のフォルダを指定することもできます。

保持ファイル数と自動削除

古くなった採取ログファイルは自動的に削除されるため、ディスクを圧迫し続けることはありません。

  • 既定では直近 7 日分のファイルを保持します。8 日目以降のファイルは最古から削除されます。
  • 「ツール → 設定」の「ログ記録 → 保持ファイル数」で変更できます。
  • 削除前にエクスポート(CSV / JSONL 書き出し)しておくことをおすすめします。

記録インジケーターの見方

セッション画面のログ常設ペインの見出し右側に記録状態が表示されます。

表示意味
● 記録中: ファイル名 採取ログへの書き込みが進行中。ファイル名は現在の .commsimlog のベース名
○ 記録停止 ログ記録が無効(設定で OFF にしているか、プロジェクト未確定)

保存先をエクスプローラで開く

ログペインの 「ログフォルダを開く」 ボタンをクリックすると、現在の保存先フォルダをエクスプローラで開けます。

CSV / JSONL への書き出し

採取ログ(.commsimlog)の内容は、ログビュワー からエクスポートできます。

  1. 「ツール → ログビュワーを開く…」でログビュワーを起動します。
  2. ツールバーの「ログを開く…」で対象の .commsimlog ファイルを選択します(単一ファイルで開いてください)。
  3. ツールバーの「エクスポート ▾」→「CSV に書き出す」または「JSONL に書き出す」を選びます。

書き出し対象は「現在の選択スコープ」です。コネクション一覧でコネクションを選択中であればそのコネクションの行のみ、「すべて」または未選択の場合はセッションフィルタ全体の行が書き出されます。

形式特徴
CSV Excel で開いて表として確認・共有する。列は 時刻 / 連番 / 種別 / 方向 / 長さ / HEX / ASCII / メッセージ。Excel 互換(UTF-8 BOM)
JSONL 1 行 1 件の JSON。スクリプトで集計・解析する

エクスポートは単一ファイルを開いているときのみ有効です(複数日マージ中は「エクスポート」ボタンが無効になります)。

DB のクリアと最適化

ログビュワーのツールバーには、エクスポート以外にも以下の DB 操作が用意されています(単一ファイル時のみ有効)。

ボタン操作
クリア ▾ → すべて削除… DB 内の全エントリを削除します(確認あり)。不要になった期間のログを一括削除したいときに使います
クリア ▾ → このコネクションを削除… 選択中のコネクション(#N)のエントリを削除します(確認あり)
クリア ▾ → 期間フィルタより前を削除… 期間フィルタの開始日時より前のエントリを削除します(確認あり)。古いログだけを切り取りたいときに便利です
最適化 SQLite の VACUUM を実行して DB ファイルサイズを縮小します。大量削除後にファイルサイズが減らない場合に実行してください

ツールバーには現在の DB ファイルサイズ(例: 2.5 MB)が常時表示されます。操作後のサイズ変化を確認できます。

クリア操作は元に戻せません。削除前にエクスポートで必要なデータを保存しておいてください。

設定の変え方

メニュー 「ツール」→「設定」 の「ログ記録」で変更できます。

設定項目内容
通信ログを記録する採取ログへの記録の ON / OFF
保存先フォルダ空欄なら自動(プロジェクト隣接の logs フォルダ)。固定したいときだけ「参照…」で指定します
保持ファイル数自動削除せずに保持するファイル数(1 日 1 ファイル。既定 7)

設定の変更は 次にプロジェクトを開いたときから反映されます。記録中のセッションは現在のファイルへの記録を続けます。

注意

  • 採取ログはプロジェクト確定後(保存先が決まった後)から記録されます。起動ゲートで「新規作成」または「開く」を確定するまでは記録されません。
  • 保持ファイル数を超えた古いファイルは自動削除されます。長期保存が必要な場合は事前に別フォルダへコピーしてください。
  • 記録中にアプリが異常終了しても、直前まで書き込まれた内容はファイルに残ります。
  • 動作確認用のサンプルアプリ(CommSim.Sample)はこの機能の対象外です。